なんとも凄いタイトルですが。
でも本当に”ON”だったんですよ。

東京の某所に受験に行ったのだ。
いつも乗る電車はあまり混まないので満員電車はキツかった。
最寄駅で乗り込んで、ついて来てくれた父親の横に立つ。
暇でしょ、満員電車って。何かしても覗き込まれるだけでヤな感じ。
携帯やるのは世間の目が痛いし、
そうかといって勉強しだして「こいつ切羽詰ってんな」って
思われるのもいやだし(ノω;`) …自意識過剰なのかな私。
だから前一列に座ってる人物たちを観察しました。
皆サラリーマンだったんだけど、ま〜皆さんお疲れモード全開でして。
隙あらばホームに飛び込もうと思ってる顔ですね?
ちょっと話それるんだけど、今サマワに派遣されてる自衛隊。
あれ、なんで「隊員の安全確保が不十分だ」とか民主党言ってんの?
なんか自民党のやることにいちゃもんつけたいのはわかるけどさ。
サラリーマンだって毎日精神状態ギリギリの泳げ鯛焼き状態で、
疲れた中、家族のために頑張って命張って会社逝(行)ってんだよ!
それがさ、なにさ、え、日本は永久に戦争放棄してるから
自衛隊である程度の訓練やっててそこそこ給料もらってれば
こんな楽なことねーや、とか思ってたら許されないよ。
で、いざ派遣となると身の危険がどうこう?馬鹿か。
訓練は実践するためにあるんだ、それが急に怖気づくなよ。
…いや、隊員で使命に燃えてる人も沢山いる。てか殆どか。
一刻も早く現地に行きたい、ってインタビューであったなぁ。
諸悪の根源はヴァカな政治家どもだぁぁぁぁ!!!!!!!
こんなことで派遣時期を遅らせて。

…激しく話がそれた。
てな感じで、ゲッソリなサラリーマンたちを応援してみた。
で、父の目の前には、隣の人にほぼ膝枕してもらってる爆睡女子高生。
彼女の手には、指先に辛うじて引っかかってるバック三つ。
これらがいずれは父のつま先に落下するんだろう・・・なんて考えたり
しながら自分の前の人を観察。ラフなカッコで東スポ読んでた。
平日に…良い身分だな、オイ、とか思ってるうちにその人が下車。
父は「これからまだずっと乗っていくんだから座っとけ」という感じで
私をそこに押しやった。
別に立っててもいいんだけど目の前だしね、座ったのよ。
腰を落ち着けて、顔を見上げたら、

降ってきたんですよ、オヤジが。正確には倒れこんできたのか。

五秒は固まったね。その上どかないんだもん。
私の右膝とさっきの女子高生の左膝にちょこん、て。
美味し過ぎるから。
他の乗客の視線を集める中で私はバネのように立ち上がって
そのオヤジに席を譲ったよ。
そしたらさ、人の良い父が
「大丈夫ですかーーーーーーーーーーーーーーー!
 どうしたんですかーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」って
そのオヤジの首がガクガクなるくらい揺すって、
携帯取り出しながら
「体調わるいんですね?駅員さん呼びましょう!!!!」
「……いい、いい、いいよ」
「いいじゃないですよ、呼びましょう!」
私には「……いい(から寝させてくれ)、いい(から寝させてくれ)」としか聞こえなかったし、駅員じゃなくて警察を呼んでほしかった。
まぁ結局私が父をなだめて騒ぎは収まったんだけど、
私も「頭ごなしに決め付けてはいけない、本当に体調が悪いのかもしれない」と思い、観察していたんだけど…あれはどう見ても快眠です。
窓際族ってこういうのいうんだろうな、っていうルックスして
口をポカーンとあけてさ。
あー、たとえばピューと吹くジャガーでいうハメ次郎?
つーかMr.オクレそのものでした。
かろうじて残っているその髪を引っこ抜いてやりたくなった。
座りたいなら譲ってやるよ、だけどやり方がきたねーよ!!!!!!

結局、父が騙されていたのに気づいたのは、
彼(オヤジ)が勢いよく下車して走っていったのを見たときでした。
鈍いよ、鈍すぎる。
でも相当悔しかったらしく夜になるまでずっと、
「あのオヤジ、今度あったら殴ってやる!
 それか、俺も女子高生の上にヘラヘラ〜って座ってやる!」
……出来ないくせに(笑)
でも、ダメダメな父親に今まで以上に惚れたかな(!)

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